【宮里藍選手】全米女子プロ2017決勝ラウンドをミル

イリノイ州シカゴ近郊のオリンピア・フィールズ CC で開催された、全米女子プロ (KPMG WOMEN’S PGA CHAMPIONSHIP)の決勝ラウンドを見てきました。

ただ、土日ともに夜に予定があったため、実際にはこれが引退会見後初メジャートーナメントとなる宮里藍プロの追っかけしていただけでした。

ギリギリの62位タイで予選を通ってよかった。

引退宣言前からこの大会は観に行く予定で準備してましたが、彼女がいるといないでは観戦プランが全く変わってきますし、せっかくだから引退前の宮里選手のプレーも見ておきたいですしね。

金曜夜中の0時過ぎにシアトルの空港を飛び立ち、ほぼ徹夜状態のまま、シカゴのオヘア空港に土曜早朝午前6時半過ぎに到着。

その後、アメリカ独立記念日のホリデーハイシーズンなのにも関わらず、能率や効率のかけらもない大手レンタカー会社の手続きに1時間弱も費やされ、ようやく空港を出られたのが午前8時。

宮里選手のティーオフは7時16分なのにちょっと焦るわー。

ハイウェーを飛ばし、パーキングとシャトルバスを経由して、午前9時すぎにようやく会場のゴルフ場に到着できました。

日本から大会に出場していた選手は、野村、宮里(藍)、上原、横峯、畑岡の5選手。

うち予選を通ったのは野村、宮里の2選手のみ。

宮里藍選手、3日目猛ラッシュ

1か月ほど前に今期中の引退を発表した宮里藍選手を10番グリーンから観戦。

1番から追いかけることはできませんでしたが、観戦開始時点で、その10番ホールを含め、前半で4つスコアを伸ばしていました。

当然のことながら、この組についているのは日本人ギャラリーがほとんどです。

実際数えてみました。

40~50人といったところ。

やく半数近くはメディアや選手関係者だと思うので、

実際の一般ギャラリーは決して多くはないです。

ラウンドレポーターの古閑美保プロもおられましたが、

まだ仕事モードではなかったみたいです。

実質見られたのは8ホールだけでしたが、

ツーサムなので、あっという間でした。

結果的に後半はパープレーで、3アンダーパーの68でホールアウト。

3日間通算 -1です。

宮里選手のラウンド終了後、どうしようかと迷っていたのですが、

日本のメディア対応をぼーっと見てました。

サインと自撮りは去年のポートランドクラシックで頂いていたので今回は遠慮しようかなーと思っていたのですが、結局自撮りだけはしてもらいました・・・。

メイヤークラシックに引き続き、相変わらずのセルフィー音痴っぷりを発揮し、

「大丈夫ですか?」

と宮里プロに心配される有様でしたが、

まぁどうにかなりました。

宮里選手、ありがとう。

ネリー・コルダとチョン・インジだ!

まだ11時過ぎなので、他の組も見ることにします。

ペアリング表に目を落とすと、

「チョン・インジ&ネリー・コルダ組」

の文字が目に入りました。

これは見なければなりません。

おそらくチョン・インジは韓国人(のおっさん連中)にもっとも人気のあるプレイヤーでしょう。

そして今年の一押しネリー・コルダ

これは見なければなりません。

宮里選手ほどではありませんが、非アメリカ人ギャラリーが多くつくこの組。

確かにチョン・インジは可愛い。

韓国人ギャラリーにいちいち挨拶して回ります。

腰が低いです。

声をかけられると深くお辞儀をします。

しかしネリー・コルダはもっとすごい。

容姿もさることながら、

飛距離がすごい。

チョン・インジのドライバーを30ヤードは置いていきます。

ダウンスイングからの腕のしなりがすごい。

このまままっすぐ成長してほしいです。

この子は、アメリカ女子ゴルフの人気復活のかぎを握るんじゃないかと思ったりして・・・。

結局アジア人・アジア系アメリカ人中心の現在の女子ゴルフ界は人気の面でかなり厳しい。

人気の回復にはタイガー・ウッズみたいなスーパースターが必要なんですよね。

レキシー・トンプソンやステーシー・ルイスあたりも頑張ってますけど、いやいやまだまだ、って感じ。

ネリー・コルダみたいな若くて才色兼備で豪快なプレイヤーが強くなると、トーナメントの人気の面でかなり効果があるんじゃないかなと思ってます。

とはいえ、このゆる~りとした女子ゴルフの雰囲気も好きですけどね。

そういえば、前の組で野村敏京選手がプレーしていたので、また古閑さんがいました。

めっちゃ暑いので、終始木陰でこんな感じ。(自分もですが。)

後半でようやくラウンドレポーターの仕事をされていたようです。

ミシェル・ウィー&リディア・コー組をちらりと見たり

レキシー・トンプソンの組を2ホールだけ追ってみたりして過ごしました。

そういえば帰りがけ、予選落ちして決勝ラウンドにはいないはずの畑岡選手がパッティンググリーンで練習していました。

若いから練習するしかないですね。

がんばれ!

この後、徹夜明けでつらかったのと、

夜にレッド・ホット・チリ・ペッパーズのライブを観に行くので

午後3時過ぎに退散しました。

宮里藍選手、最終日!

最終日の日曜朝、ホテルでうだうだしていたら、

あやうく宮里藍選手のスタートに間に合わないところでした。

当日券をなぜかセキュリティーのお兄ちゃんから購入しました。

ギャラリーが余らせたのを引き取ったみたいなんですが、

5ドル安い15ドルでいいよ、

と言われたけど、そんな現金を持っていなかったので、

持っていた8ドルだけ渡してオッケーさせました。

よし、千円もかからず入場できたぜ。

宮里選手は10時35分にティーオフしていきました。

(ロレックスだから、この時計も高級なんだろうなぁ・・・)

昨日3日目よりもちょっとだけ日本人ギャラリーが多い気もします。

でもこんなもんです。

しかしこの日の宮里選手のプレーはいまいちでしたね。

パットがやっぱり入らない。

17番グリーンではなんと4パット。

プロの試合で初めてみました。

スコアもイーブンまで落としてしまいます。

ティーショットはわりといいと思うのですが。

18番ホール、午後2時45分にホールアウトしました。

ちょうど出合い頭のチップインバーディーを取ったところです。

この夜、ミルウォーキーまでフェスを観に行かなければならないので

この時点で退散したのですが、スコアボードはこんな感じでした。

最終的にダニエル・カンが逆転優勝するんですけどね。

申ジエと最終組をラウンドをしていたブルック・ヘンダーソンをちらっとだけ見られたのですが、惜しかった!

ちなみに私が見に来ている直近4試合のうち3試合の優勝がヘンダーソンです。

カナダ国境に近いアメリカのトーナメントはめっぽう強い気がします。

カナダ出身だからでしょうか。

ちなみにホテルでゴルフ中継を見ていたら

宮里藍選手の最終18番ホールのチップインバーディーの模様が放映されてました。

この日のスコアは+2で

トータルイーブンパーは野村敏京選手と同じ36位タイでした。

そしてまた余談ですが、

インスタグラムで毎日ファッション自慢をしていた古閑美保プロのラウンドレポーター姿も(やっと)拝見できました。

暑かったせいか前半はこんなでしたからね。

ご自身でカートを運転しておられて、

すごい形相でギャラリーを追い越していきました。

運転するのも怖かったと思いますが、

こちらもちょっとだけ怖かったです。

「結婚おめでとう」って声をかけ損ねました。

いや、そんなこと言う勇気はありませんが。

2日間お世話になったゲートを通ります。

(スクール)バスに乗って駐車場に戻ります。

くそ暑かったトーナメント観戦もこれでおしまいです!